訪問歯科と高齢化社会

皆さんは、現代の日本の社会が、高齢化社会である認識はありますか?
現代の日本の、4人に1人は、高齢者であると言われています。日本人口の4分の1が、高齢者であるということです。2025年問題として、日本人口の3分の1、つまり3人に1人が高齢者となる現実が予測されています。皆さんは、超高齢化社会に備えて何か準備をしていることはありますか?高齢化社会とともに、高齢者の核家族化も進むと言われています。また、介護を必要とする高齢者が施設に入りきれず、必然的に自宅で生活を送ることになるが、要介護者と介護者が、共に、高齢者であるとすると、お互いへの生活の負担は、計り知れないものと成り得ます。高齢者同士での暮らしの中では、病院や買い物に行くことさえも、本人たちだけでは、不可能となるケースも多く出てくるであろうと考えます。そんな時に、買い物の品々を宅配してくれるサービスや、自宅まで、病院からドクターが訪問してくれる訪問看護は、介護を必要とする人々にとって頼もしく、また日常生活を支える上で大きな助けとなる事は間違いないはずです。そういった、高齢化社会を支える機能の一つとして、訪問歯科が、高齢者の健康を支える上で重要な役割を果たすことは、介護業界などの中では、すでに周知されていることでもあります。寝起きもままならないような、高齢者を抱える介護施設では、定期的に訪問介護が使用されていますが、その中でも、訪問歯科の重要性が、昨今、見直されてきています。高齢者施設などでも、入居者様たちへの医療としては、生活習慣病などに焦点が赴きがちになり、歯科治療に関しては、後回しにされる現場が多々ありました。ですが、高齢者の入れ歯の管理やメンテナンスにはじまり、歯周病、虫歯の治療など、高齢者の口腔ケアは、誤嚥防止なども働きかけ、彼らの健康維持にとっては、最優先される問題でもあります。訪問歯科診療が、今後、超高齢化社会の中で、重要な役割を果たすであろうことは、明らかであり、その準備を社会全体で行なっていかなくてはならないであろうと考えます。

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