記憶に残る料理

中国の広東省の料理である「焼き豚」は、ハムの塊のようにもみえるが、作る工程は、全く異なります。好みのスパイスや調味料の中に、2日間ほど漬け込み、そのタレをつけ回しながら、タレをつけては「焼く」、タレを付けては「焼く」をくり返すのだそうです。ハムは、塩水に4~5日ほど漬け込み、その後、燻製し後、仕上げにボイルで加熱し完成となる。焼き豚は、ひたすら「焼く」のみであるようです。昔は「炉」と使って焼いていたそうなのですが、最近は、網や焼きにしたり、オーブンを使用したりしちるようです。どちらも大好物ですが、調理にかかる時間や手間の面倒から、家庭でハムや焼き豚を作る風景がなくなってしまいました。現代は、簡単に物を購入できる時代ですから、自身で手間をかけて手作りするよりも、予め大量生産されたような食料品を購入する方が、何倍もの時間や手間が短縮できるものです。ですが、1度でも手作りハム、手作りの焼き豚を作った事がある人は、その感動と美味しさを一生忘れないのではないかと思う時があります。食べ物には、記憶に残るものとそうでないものがあります。その違いがなんであるのかは、私自身には分かりませんが。記憶に残るものは、思い出した瞬間に、また食べたいと思わずにいられない美味しさが記憶の中にあります。これから未来に向けて、どれだけの人が、記憶に残る料理を自分の手で作る事ができるようになるのでしょうか。

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