海外での贈り物の文化

 

欧米の企業では、決まった時期に物品を贈る、お歳暮のような習慣はありませんし、冠婚葬祭に際しても、祝儀や香典を贈ることはありません。その代りに、別の形で祝うのです。例えば同僚が結婚したのであれば、結婚式とは別に、仲間内のパーティーを開いて大いに騒ぎます。そこでプレゼントが手渡されるのが欧米式の祝い方なのです。また、欧米にはお歳暮のように、会社と会社との関係において物品を贈り合う習慣がありませんが、同僚同士でプレゼントし合うことはあります。例えば仕事で世話になった同僚に対して、休暇中にプレゼントを贈ることがあります。ところで日本ではお歳暮もそうですが、貰った瞬間に包みを開封することはありません。それが失礼に当たるからです。しかし欧米ではすぐに開けるのが常識です。

さて、海外と言えば、中国などにはどのような贈り物の文化があるのでしょうか。そもそも「お中元」という言葉の語源は中国に関係していますから、日本の文化と似たものがあるようにも思われます。しかし、実態は異なっています。中国にはお中元もお歳暮も存在しません。しかし贈答文化は存在し、お盆の時期に月餅が贈られます。それ以外に目立った文化は見られません。では韓国はどうでしょうか。実は韓国には8月と正月に贈答文化が存在します。日本のお中元、お歳暮と比べても、よく似ていると言えます。しかも何を贈るのかについても、日韓には共通点があります。海苔や缶詰が選ばれているとのことですから、両国が文化的に影響し合っていることが分かります。但し、お歳暮の定番であるハムについては、日本に特有の文化であると言えるでしょう。

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